こんばんは北のスキーヤーです。
今回は私がよく行くマウントレースイスキー場を紹介します。
アクセス
マウントレースイスキー場は北海道夕張市にある全18コースの大規模スキーリゾートです。
- 札幌駅から車で約1時間半(約60km)
- 新千歳空港から車で約1時間(約55km)
と非常にアクセスが良いです。札幌市の西側に住んでいる人はサッポロテイネや札幌国際スキー場の方が近いのですが、札幌の東側に住んでいる人にとっては、マウントレースイスキー場の方がアクセスしやすいです。
以前はスキー場の目の前に夕張駅がありましたが、2019年に夕張支線の廃線に伴い廃駅となっています。
車以外のアクセスは新夕張駅までJRで来て、新夕張駅からスキー場までは路線バスになりますので、車で来ることをお勧めします。ホテルが営業していた頃は新千歳空港からの無料シャトルバスもあったようですが、そのホテルが休業中なので、今は運休しています。
マウントレースイスキー場の魅力
私が感じているマウントレースイスキー場の魅力は以下の5点です。
- リフト券が安価。
- 空いているため、快適に滑れる。
- 降雪量が少なく、カービングにはもってこい。
- 天気の良い日が多い。
- 綺麗な一枚バーンで練習にちょうどいい。
リフト券が安価
まず1点目はリフト券の価格が安いことです。
全18コースの大規模スキー場では最安クラスです。
今シーズンから値上げを行うスキー場が多い中で1日券が4,000円というのは非常に魅力的です。(現状はナイターなし)
空いているため、快適に滑れる。
これも滑る側としては魅力なのですが、そのため幾度となく所有者が変わることになったり、2020年には休業になってしまったりと、運営側としては悩ましい問題のようです。
休日はそれなりに賑わいますが、札幌国際やサッポロテイネのそれらとは比べ物になりません。平日に至っては休業かと思うほどです。
2023年シーズンにはホテルの改修が終わるので、もう少し賑わうかもしれません。
降雪量が少なく、カービングにはもってこい。
札幌近郊の大規模スキー場と言えば以下の4つです。
- キロロリゾート(赤井川村)
- サッポロテイネ(札幌市手稲区)
- 札幌国際スキー場(札幌市南区)
- マウントレースイスキー場(夕張市)
マウントレースイスキー場以外はすべて札幌の西側にあることが分かります。これら3つのスキー場はハイシーズンの山頂積雪が3mを超えます。パウダー好きにはたまりませんが、カービングが好きな人にとっては雪が多すぎても困りものです。
その点マウントレースイスキー場は山頂積雪が1.5m前後です。雪が少なすぎることもなくカービングをするにはちょうど良いです。
天気の良い日が多い。
これも降雪量が少ないことに関係していますが、比較的晴れの日が多いです。札幌国際やキロロが雪の日でも、マウントレースイスキー場は晴れということが多々あります。
綺麗な一枚バーンで練習にちょうどいい。
マウントレースイスキー場のメインバーンである
ダンシングAライン(MAX24°AVG12°)とBライン(MAX28°AVG12°)です。
少し斜度が緩いのですが、綺麗な一枚バーンで練習にはもってこいです。
コース幅も広いのでスピードを出しても安心です。ここでのカービング練習は非常に身になります。
現在この斜面の4人乗りリフト(ダンサーズ4リフト)が故障してしまっているので、この斜面だけを周回することが出来ないのが残念です。(2022シーズン中の復旧も危ぶまれています)
オススメの駐車場
マウントレースイスキー場の駐車場は現状3つです。
- ①:ホテル側駐車場(セイコーマートが近いですが、そこそこ歩きます。)
- ②:センターハウス下の第1駐車場(距離は短いですが少し坂を上ります。)
- ③:一番遠いように見える第2駐車場(スキー板をはいて移動できます。)
3つの駐車場の中で私のおすすめは③です。
ちなみに③の左側には本来第3駐車場がありますが、現状は解放されていません。(そこまで人が来ません…)
なぜ一番遠いように見える第2駐車場がいいのかというと、次の写真を見てもらえば分かります。
この通り、第2駐車場からセンターハウスまではわずかに傾斜しているため、重い板を運ぶことなくセンターハウスにたどり着くことが出来ます。帰りは初心者コースから駐車場に入ることが出来るため非常に便利です。
施設紹介
センターハウス
センターハウスは1階がチケット売り場やレンタル受付です。更衣室やロッカー、休憩スペースもあります。
2階は6人乗りゴンドラ乗り場になっています。休業中のホテルとつながる回廊もあります。
天然温泉の文字が非常に気になります。2023シーズンに期待です。
レストランたんぽぽ
レストランです。今シーズンはまだ利用していないのでメニューが分かりませんが、昨シーズンはラムカレーをよく食べていました。傾斜地に建てられていて、地下にはトイレやロッカー、スキー教室や修学旅行生向けの部屋があります。
ゴンドラで山頂へ
この日は非常にいい天気でした。絶好のスキー日和です。
山頂ではかなり年季の入ったコースガイドがお出迎えしてくれます。
山頂には鐘があります。
降り場からしばらく傾斜がないので、ワックスを塗ってない板やボードの人は少し歩く必要があります。
パノラマA・Bライン
ゴンドラを降りるとまずはパノラマA・Bラインです。Aラインは圧雪でBラインは未圧雪です。
遠くに石狩平野を眺めながら滑り降りていきます。
パノラマラインを降るとダンサーズ4リフトの降り場があります。ここが、ワインディングロードとダンシングA・Bラインとの分岐点です。
ダンシングA・Bライン
メインバーンであるダンシングA・Bライン、ほど良い緩斜面を気持ち良くカービングで降っていきます。
ビギナーズAライン
ダンシングA・Bラインで足を酷使した後はゴンドラ乗り場まで緩やからビギナーズAラインです。
初心者の練習に最適なバーンです。
カービングラインとレーシングA・Bライン
マウントレースイスキー場には最大傾斜43°のカービングラインがあります。
迂回コースはないので初心者の方は行かないようにしましょう。
カービングラインは傾斜が急なため、下の様子が良く分かりません。雪面も圧雪されていないので突っ込むのは危険です。特にこの日のコンディションはパウダーではなかったので、カービングとはいきませんでした。ずらしずらしで降りていきます。
斜面に差し掛かると下の様子が分かりますが、かなりの凸凹斜面です。大きな溝もあります。
距離は短いので、綺麗に圧雪してもらえればかなり楽しそうなコースです。
カービングラインを完全に降るとレーシングBラインと合流します。
さらに進むとレーシングAラインと合流します。
レーシングA・Bラインはリフトが廃止されてしまったようなので、アクセスが悪いのでなかなか行く機会がありません。
ワインディングロード
ワインディングロードは初心者向けの林間コースです。
ダンシングA・BラインやスウィンギングA・Bラインを迂回することが出来ます。
緩やかな斜面ですが、カーブや急カーブもあるのでファミリーでも楽しめそうです。ただ、コース幅は狭めです。
ワインディングロードの途中にはスリリングラインとの分岐があります。途中で止まりそうなので行ったことがありません。興味のある方はぜひチャレンジしてみてください。
第2駐車場に帰るにもこのコースを通るのが非常に楽です。
スウィンギングA・Bライン
昨シーズンは休止していましたが、今シーズンはスウィンガーズ2リフトが動いています。
ゴンドラの脇にあるペアリフトです。
こちらはペアリフトですが、高速リフトのように乗降時は搬器が低速になるので非常に乗りやすいです。
スウィンガーズ2リフトはスウィンギングラインとワインディングロードの分岐点に降り場があります。
スウィンギングBラインはレーシングチームが練習をしていました。一般滑走もできそうですが、邪魔になりそうなので今回はやめておきました。
スウィンギングAラインを上部と下部の2段に分かれています。上部はコース幅は狭めで急です。下部はコース幅が広く緩やかです。ダンシングA・Bラインのようにはいきませんが、片下がりのバーンではないので、こちらも練習にはいいと思います。
スウィンギングBラインはAラインからそのまま下り落ちていくコースです。こちらもかなり楽しそうです。
スキーの後は「あいチュらんど」で糖分補給
スキーでカロリーを消費した後は急いで補給をしなければなりません。
そんなとき、札幌方面に帰る人には長沼町の「あいチュらんど」がおすすめです。
おすすめはソフトクリームのバニラ(330円)にコーンをワッフルコーン(+50円)に変更です。
ガッツリいきたい人はクレープ(+120円でソフト入りが出来ます)、コーンが要らないという人はシェイク(380円)です。
季節を問わずに、いつ行ってもだいたいお客さんがいる不思議なお店です。
食べてみたらその訳が分かるかもしれません。
そのまま晩御飯をという方は「あいチュらんど」の脇にあるラーメン屋さん「我夢舎楽」も美味しいですよ。
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