こんばんは、北のスキーヤーです。
今回は夕張シューパロダムを見学してきました。
夕張シューパロダムは2015年に竣工したばかりの新しいダムで、国内最大級の多目的(洪水調整・流水の正常な機能の維持・かんがい用水・水道用水・発電)ダムだそうです。札幌のダムといえば豊平峡ダムが紅葉の名所として有名ですが、こちらもなかなかのもので、紅葉も見頃を迎えていました。
ちなみにシューパロとはアイヌ語が語源とのことでした。
「シューパロ」とはアイヌ語で「シ」=本当の、「ユーパロ」=鉱泉の湧き出るところとなり、「夕張川本流」を意味する。
夕張市のWebサイトより
夕張シューパロダムは札幌からは2時間ほど、マウントレースイスキー場や市役所のある夕張北西地区ではなく、夕張東部の大夕張という地区にあります。
ダムに向かう道が分岐しており、左折すると下流の出会い橋、直進するとダムの管理事務所へと通じています。
下流側は車でダムの近くまで行くことができないため、途中の駐車場から徒歩となります。(5分くらいです。)
出会い橋へと続く道路の途中からの写真、左に写っている橋が出会い橋です。
発電所が稼働していたのか、吐出口から放流されていました。
分岐まで戻ってダム管理事務所方面へ直進するとダムの側面に着きます。とても大きなダムです。
シューパロダムの堤体は通路になっていて自由に散策ができます。それにしてもいい天気でした。
堤体をダム湖から見るといつも思いますが、本当に水を堰き止めている様は圧巻です。
夕張シューパロはもともと大夕張ダムのあった場所の155m下流に作られたとのことなので、この写真の水面下には大夕張ダムの堤体が沈んでいます。工事中も見学に来ればよかったと思うばかりです。
シューパロ湖はダム湖として、日本で第2位の湛水面積(1,400ヘクタール)、第4位の総貯水容量(427,000,000トン)で、最大級の規模だそうです。支笏湖よりも〇倍大きいと資料館で掲示されていました。(3倍だったか4倍だったか忘れました…)
管理事務所の1階は資料展示のスペースとなっています。トイレもここで借りることができます。新しい建物でトイレも非常に清潔でした。展示されている資料はダムの歴史や構造のほかに、ダム湖に沈んだ大夕張地区の歴史なども展示されていました。
正直なところ、夕張炭鉱はマウントレースイのある北西地区にしかないと思っていたので、今回は知らなかった夕張の歴史に触れることができました。巨大なダムに紅葉も相まって非常に満足でした。
紅葉の進み具合はまさに見頃です。この機会にぜひ足を運んでみてください。
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